南アフリカ共和国は、アフリカ大陸南端の国。
ニューワールドの代表的なワイン生産国。
1652年にオランダの東インド会社のヤン・ファン・リーベックがケープに到来し、オランダの植民地とした。その後19世紀にイギリスの植民地となるなど、ヨーロッパ人の入植により、ワイン産業が隆盛した。
目次
生産量
約820万hl(2018年)
歴史
1659年Jan Van Riebeeck(ヤン・ファン・リーベック)がケープのブドウからワインが造られたことを記録。
1925年ステレンボッシュ大学のアブラハム・ペロード博士がピノ・ノワールとサンソーの交配種ピノタージュを作る。
1971年にはステレンボッシュ・ワインルートが整備
ピノタージュ = ピノ・ノワール × サンソー
気候風土
南緯27度~34度。
地中海性気候。
南極からの冷たいベンゲラ海流の影響を受けて冷涼。
春から夏にかけて西ケープ州には、ケープドクターと呼ばれる乾燥した南東からの風が吹く
ブドウ品種
白ワインが55%
白ブドウ シュナン・ブラン(スティーン)、コロンバール
黒ブドウ カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、ピノタージュ
ボルドーブレンドが主流
- 赤 シラーをメインにしたローヌブレンド
- 白 シュナン・ブランをメインに地中海ブレンド / ピノタージュ主体のケープブレンド
スパークリングワインは、瓶内二次発酵による「キャップ・クラシック」上級クラス「プレステージュ」
ワイン法と分類
南アフリカのワイン法WO(Wine of Origin)は、1973年に制定。産地、品種、ヴィンテージの保証の規定。
品種・ヴィンテージは、85%ルール。産地名は100%ルール
産地
6州で生産されているが、9割が西ケープ州。
西ケープ州
- ステレンボッシュ地区・・ケープタウンに次いで南アフリカで2番目に古い街。ステレンボッシュ大学は、南アフリカで唯一ブドウ栽培と醸造学の学位を授与南アフリカ最大の栽培面積
- パール地区・・ワインメーカKMWの本拠地