Ahr(アール)
ドイツ西部のアール川に沿ったワイン産地(アール川はライン川の支流)。
かつての西ドイツの首都だったボンに近い。
ベライヒ(Bereich)は1つで、ヴァルポルツハイム/アールタール。
赤ワインが80%を超える。
シュペートブルグンダーが6割を超える。
ドイツで四番目に小さな産地。
Mittelrhein(ミッテルライン)
ビンゲンとボンの間の110kmにわたるライン川流域の産地。
栽培面積はドイツで2番目に小さな産地。
ベライヒ(Bereich)は2つ。ローレライとジーベンゲビルゲ。
白ワインが80%を超える。
ビンゲンからコブレンツまでのライン川渓谷の景観は世界遺産に登録されている(ベライヒでいうとローレライ)。
Mosel(モーゼル)
ライン川にコブレンツで合流するモーゼル川流域の産地。
モーゼル川には、ルーヴァー川、ザール川の支流がある。
渓谷の斜面の約4割が、斜度30%を超える急斜面の畑で、Steillage(シュタイルラーゲ)と呼ばれる。
リースリングが60%を超える。
1786年トリーア選帝侯がリースリングに植え替えるように命じたことがリースリングが栽培される契機となっている。
1868年プロセイン政府がブドウ畑の格付け地図を作成。
ベライヒ(Bereich)は6つ。
Bereich | ||
---|---|---|
Burg Cochem | ブルク・コッヘム | 最も下流 |
Bernkastel | ベルンカステル | 銘醸地として有名 |
Ruwertal | ルーヴァータール | ルーヴァー川流域 |
Saar | ザール | ザール川流域 |
Obermosel | オーバーモーゼル | エルプリングが多く栽培されている |
Moseltor | モーゼルトーア | 最も上流 |
Elbling(エルプリング)は、白ブドウで土着品種。