テイスティング

テイスティングは、先入観を持たずに主観で行い、グラスの中のワインを素直に見つけること!

主なポイント

  • 健全なワインか否か
  • 価格と品質のバランス
  • 熟成期間
  • 最適な保存期間
  • 飲む温度
  • デキャンタージュなど空気接触の必要性
  • 適したグラス
  • 合う料理
  • 誰といつどこで飲むのがよいか
目次

標準

項目概要
環境室温18℃~22℃
湿度60%-70%
グラス国際標準化機構(ISO)の規格グラス
ワイン赤ワイン 16度~18度
白ワイン、ロゼワイン、発泡性ワイン 10度~12度
グラスの1/3~1/4
時期午前10時~11時

テイスティングの方法

外観、香り、味わい、余韻・後味、そして総合評価を下す。

外観

項目概要
清澄度ワインの健全度
濁っていないか
輝き光に反射する輝き
酸度が高いと色素が安定し輝きが強くなる
色調色調は酸化により変化する
熟成度合いや年齢を判別
白ワイン・・黄金色から琥珀色に
ロゼワイン・・オレンジの色調が強くなる
赤ワイン・・紫がかった赤色がオレンジの色調、そしてレンガ色に変化
濃淡熟成度合い、濃縮度
温暖な地域のブドウを使用した場合→色濃くなる
ディスクアルコールの比重によってできる液面の厚み
粘性アルコール度、グリセリンの量が判断できる
アルコール度が高いほど粘性が強くなる

香り

項目概要
第一アロマ原料ブドウに由来する香り
果実香、花、スパイス
第二アロマ発酵段階で生まれる香り
キャンディ、吟醸香、バナナ、杏仁豆腐、カスタードクリーム
第三アロマ
(ブーケ)
木樽内、瓶内での熟成中に現れる香り
ヴァニラ、ロースト、スパイス

味わい

項目概要
アタック口に含んだ第一印象
味わいの強弱、広がり具合
甘味ワインの残糖度
熟成の高いブドウ由来の果実味
酸味若々しさを判断
渋味タンニンが、渋味や収斂性を付与
赤ワインの味を構成する重要な要素
苦味うまみ成分、フェノール類由来
フレーバー口中に広がる香り
ボディ甘味、酸味、アルコール、渋味のバランス
余韻飲んだあとに残る風味。

官能チャート

白ワインの官能表現チャートは円、赤ワインの官能表現のチャートは三角形で表現されている

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