ポルトガル

ドウロ川のブドウ畑の風景

イベリア半島西端に位置し、スペインと国境を接する。

世界のワインのコルクの半分を生産している国。

酒精強化ワインの名産地で、ポートとマデイラは、スペインのシェリーとあわせて世界三大酒精強化ワインと称される。

目次

生産量

6,736,772hl

白32.5%、赤61.5%

歴史

ワインの歴史は、紀元前600~500年ごろフェニキア人によって始まる。

1703年イギリスとの間にメシュエン条約が締結。イギリスがワインを輸入する際の関税を下げたことにより、輸出が拡大した。

気候風土

南北560km、東西160km。

北西部・・海洋性気候

南部・・地中海性気候

内陸部・・大陸性気候

ブドウ品種

250種を超える固有品種。

白ブドウ・・フェルナン・ピレス(マリア・ゴメス)、アルヴァリーニョ

黒ブドウ・・トウリガ・ナショナル、アラゴネス(ティンタ・ロリス、テンプラニーリョ)、バガ

ワイン法と品質分類

1756年原産地呼称管理法(世界初)

分類
原産地名称保護(DOP)
地理的表示保護(IGP)
Vinho

産地

北部

IGPDOC補足
ミーニョVihho Verde
ヴィーニョ・ヴェルデ
ヴェルデは「緑」という意味
デュリエンセPorto
ポート
酒精強化ワイン
Douro
ドウロ
フレッシュでミネラル感のある白・ロゼ

中部

IGPDOC補足
テラス・ド・ダォンDao
ダォン
赤ワインが80%
トウリガナショナル主体
ベイラ・アトランティコBairrada
バイラーダ
瓶内二次発酵のスパークリングワインも多く生産
テージョTejo
テージョ

南部

諸島

IGPDOC補足
テラス・マデレインセスマデイラリスボンから南西に1000km
エンリケ航海王により開発されたマデイラ島
酒精強化ワイン
アソーレスPICO
ピコ
リスボンから西に1500km
Lajido(ラジド)は、ロシア皇帝やイギリスの
宮廷で愛されていたことで有名

ポート(酒精強化ワイン)

ポートの畑は、カダストロと呼ばれる土地台帳で管理。A級からF級までの6段階に区分け。

77%のグレープスピリッツを添加。

ヴィンテージ候補とそれ以外に分けられ、それ以外の場合はブレンドされることになる。

アルコール度数は、19度~22度に限定。ライト・ドライ・ホワイトと呼ばれるホワイトポートのみ最低16.5度まで認められる。

大分類タイプ種類
レッドポート
(黒ブドウ)
ルビータイプ
(平均3年の樽熟成度に瓶詰)
ヴィンテージポート
作柄が特に優れたブドウから作られる。
2年目から3年目に申請。
デカンタージュが必要
レイト・ボトルド・ヴィンテージ・ポート
ヴィンテージ・ポートほどではないが、4年目に申請。
シングル・キンタ・ヴィンテージ・ポート、など。
トウニータイプ
(長期間熟成)
コリェイタ
3年目に申請。7年度から瓶詰。
ホワイトポート
(白ブドウ)
ライト・ドライ・ホワイト・ポート
ロゼポート
(黒ブドウ)
ロゼ・ポート
最低アルコール度数は、16.5度以上

マデイラ(酒精強化ワイン)

添加するグレープスピリッツのアルコール度数は96度。

アルコール度数は、17度~22度に限定。

ヴィンテージワインや10年や15年といった熟成期間が表記されるワインには、「Canteiro(カンテイロ)」と呼ばれる太陽熱を利用した天然の過熱熟成法が行われる。

3年熟成などのスタンダードワインには、「Estufa(エストゥファ)」と呼ばれる人工的な加熱装置が使われる。

マデイラは、3年以上の熟成が求められている。

5年・・Reserva

10年・・Special Reserva

15年・・Extra Reserva

単一品種・単一収穫年表記のヴィンテージ・ワインは、Frasqueira(フラスケイラ)、Garrafeira(ガラフェイラ)と呼ばれ、20年以上の樽熟成が必要とされる。

品種特徴
セルシアル冷涼な地域で栽培。
酸味を活かした辛口タイプ
ヴェルデーリョ涼しい北部で栽培
中辛口タイプ
ボアル暖かい南部地域で栽培。
中甘口タイプ。
マルヴァジア海岸沿いの暑い地域で栽培。
甘口タイプ。
ティンタ・ネグラ・モーレほとんどの地域で栽培。
3年熟成タイプに多く使われている。
テランテス生産量が極めて少ない。
非常に繊細。
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